山頂は、「皆さん いままで何処にいたの?」と云うくらい、たくさんの人でごった返していました‼
地面は、ヌカルンでぐちゃぐちゃです!
何とか座る場所を確保して、昼飯の準備を初めようと思うのですが、「寒い((⛄))」
天気はいいのに、とにかく風が冷たくて、ものすごく寒いでス!!
昼食の準備もそこそこに、ダウンを引っ張り出して、防寒にあたふたしてしまうほどです。
お昼の献立は、今回もカップ麺がメインです。それと、朝の残りのおにぎり🍙です。
定番になりそうなメニューです!
「うまい‼」 手がかじかむほどの寒さのなかで、熱々のカップ麺は、この上なく美味しいです😁。
このあとは、味噌汁を作って、お茶代わりに飲みましたが、これも、インスタントにもかかわらず、大満足🈵😃✨の味でした‼ 器もカップ麺のカップを再利用しました。
「なかなかのアイデアだな⁉」などと、自画自賛したりして。
最後は、食後のコーヒー☕😃☀を、カップ麺の容器で飲みながら、クラッカーとチーズをいただき、「満腹」「満腹」と大満足のお昼でした。 食い過ぎじゃない?
今回は、新兵器として、自作のテーブルも活躍しました!!
残るは、ガスバーナーが大きすぎるので、何とか小型軽量なものに買い換えたいし、「軽いクッカーもいいナァ チタン┄?」
「ゴアテックスのレインウェアも欲しいナァ~⁉」
「トレッキングポールも、伸縮性のあるスラックスも┄?」
「ガキじゃないでしょ‼」 「まったくもう‼」 我慢 我慢と自分に言い聞かせました。
山頂からの雄大な景色を見ながら、出発の準備にとりかかることにしました。
13時16分 山頂に別れを告げ、「見晴らし台」経由「日向薬師」への下山を開始しようとした、まさにその時、オバサンに声を掛けられました。
「さては、逆ナンパされたかなァ⁉」なんてことは思いませんでしたが、どうも道を尋ねらているようでした。
「ハイハイ私で分かることならば」と話を聞きましたが、何を言っているのかよく分からないので、バス停から貰って来た地図を見せて、「今はここにいて、戻るのならこの道」などと、教えてあげましたが、らちがあかないので、地図をあげてしまいました。
恰好だけ見て、「ベテランハイカーだと思ったんですかネェ?」「それとも、たまたま目の前にいたからですかネェ?」
いずれにしても、「方向音痴の小生に、道を聞くなんて、なんてオバサンだろ?」「まったく!!」「やっぱり今日は、女難の相が出ているナ~」などと思いながら、下山を開始しました。
下り始めて、ふっと前を見ると、 ナナナント!! 前をいくのは、山ガールの4人連れではありませんか。 どこから湧いて出たのでしょう? 早速カメラを取り出して、証拠写真を撮っておきました。
「ウヒヒィ~」 これからの道のりは、「山ガールのお姉さんと、前になり、後ろになり降りていくのかァ~」 「なんだか、楽しくなってきたナぁ~」
もう一人の自分が、「女難の相が出ているけど、大丈夫かなぁ~?」と囁きました。
そうだ!! 「今日は、この子達と一緒に来たんだと、思いながら歩けば、さぞ楽しいだろうな~ァ」などと考えながら、離れないように一生懸命歩いていると、登りでもないのに息が切れてきました。
「もう少しガンバッテ」などと思いましたが、ダメです!!
素人は自分のペースが掴めないと、下り坂でも息が上がってしまうみたいです。
「休憩」「バイバイ4人のお嬢さん達」「残念」 ハァ ハァ ハァ・・・・・・・!!
それからは、自分のペースでチンタラ、チンタラと下っていると、どんどんと後発の人達に追いつかれ、抜かされて行くではありませんか。
本日は、下りでも屈辱感を味わってしまいました。
北側の斜面は、小生の気持ちのように、雪まみれです。
人生について考えながら、だらだら歩いていると、出発してから1時間後の14時17分に見晴らし台に到着しました。
途中休み休み来たので、ここは通過して日向薬師を目指しました。
見晴らし台を過ぎると、道は緩やかな下り坂になります。
前にも後ろにも、誰もいません。「おかしいなア~⁉」「また、道を間違えたかなぁ⁉」などと、不安な気持ちが半分、「そんなはず無いよなぁ?」と云う気持ちが半分で、さっき、変なオバサンに地図をあげてしまったことを後悔しながら、薄暗い杉林の中の尾根道をたった一人で歩いていると、突然冷たい風が右からふいてきて、とても寒くなりました。
我慢出来ないので、リュックから羽服を取りだして、顔にはマフラーを巻きつて、更に進みますが、杉林の中の道は更に薄暗くなって来るし、風は出てくるし、しかも、前にも後ろにも人っこ一人いません。
「なんだか、薄気味悪いなア~⁉」なんて、思っていると、なんと!! 突然 前方の木立の間に、頭に真っ赤なスカーフを巻いた、2メートル位の女性が、誰かを待っているみたいに、
立っているではありませんか‼
「ギャー‼」「で、出た~⁉」 実際には思っただけで、あまりの怖さに、声も出ませんでした。
心臓が止まるほどビックリしたので、思わず腰を抜かしそうになりました。
実際には、足が止まり、後方に二三歩後ずさりしていました。
「そんなはず無いよなぁ⁉」と思い直して、少し迂回して、改めてよく見て見ると、真っ赤なスカーフを風になびかせて、誰かを待っているような女性が、向こう向きで立っているではありませんか!?
「マジスッカ⁉」と、若者言葉が口からでました。ビックリ仰天玉の助でしたが、勇気を出して、少し近づいてよく見ると、デカイ地蔵様に赤い服と、頭巾を着せてあったのです!
「バカヤロー!!」「だれだ、こんなことするやつは?」「死ぬかと思ったゼー⁉」「頭にくるナァ~もう⁉」などと、悪態をつきつつも、ブロガーになった小生は、こんな時ても使命を忘れることなく「証拠写真、証拠写真」と、おもむろにカメラを取りだし、地蔵様を撮影しましたが、後で見て見ると、全く怖さが伝わってませんでした。でも「本当に、恐かったんだから~⁉」
ここから、九十九曲がりの急坂です。
足を挫かないように、と言うより、両足が笑って思うように降りられませ。そんなこんなで、おっかなビックリ坂を降りていると、後ろの方から、悲鳴と笑い声が聞こえてきました。
「ホッホー!! ほら見ろ、俺だけではないぞ、驚いたのは」なんて、ほくそ笑んでいると、中学生のグループが大挙して降りてきました。
今までも、前になり後ろになりしていた連中でした。体力でなくて、発想力が「中学生み?」などと思いながら、道を譲りました。
「おじさん お先に~~!!」
しばらくすると、アスファルトの林道に出てきました。
ここからは、ひたすら林道を、バス停を目指して歩きます。
途中に、こんな三重塔がある「お寺」がありました。
前方を歩いていた中学生が、急に走り出しました。
「ムムゥ~!!」「バスが出る!!」と直感が働いた小生は、前回陣馬で1時間待たされたことを思い出し、疲れた体に鞭打って、中学生と一緒に走ったのです。
「ハァ ハァ」正解でした!! バス停に着いた瞬間に、バスがエンジンをかけたのです。
16時過ぎに、伊勢原の駅に帰り着きました。
早速、恒例となった缶ビールを購入しました。
「ウメー !!」
「女難の旅でした」